冷凍保存の敵、食品につく霜の原因と撃退方法

冷凍保存の敵、食品につく霜の原因と撃退方法

冷凍食品や冷凍した食材は、使いたいときに使えるのでとても便利です。
でも食べようと思って冷凍庫から出してみると、冷凍してあった食品にびっしりと霜がついてしまっていることもありますよね。

食材に霜がつくと、見た目が悪かったり変なに匂いがしたりして、おいしくなさそうに思えます。
そして実際に食べてみると、やはりおいしくないことがほとんどでした。

冷凍した食品をおいしく食べるためには、なるべく霜がつかないように冷凍することが大切です。
そのためには、まずは霜について知ることが重要!

ということで、この記事では霜のできる仕組みや、霜ができにくくなる対策方法をご紹介します。
これを読んで実践すれば、冷凍した食品に霜がつきにくくなって、冷凍食材がおいしく食べられるようになりますよ。

この記事はこんな人におすすめ!


・ 冷凍食品に霜がついて困っている人
・ 食材の風味を損なわず冷凍したい人

・ 冷凍庫の霜の原因や霜をつきにくくする方法を知りたい人

霜とは?

冷凍した食品につく霜の正体は、気化して凍った食品内の水分です。
また空気中にも水分が含まれまれるため、食品の周りに空気があればその中の水分も凍って霜になります。

霜の原因

霜の一番の原因は温度変化です。

冷凍庫の開閉により庫内の温度が上がると食品の温度も上がり、食品中の水分が気体になります。
そして再び冷凍庫内の温度が下がることによって、気体になった水分が食品の表面で凍り霜になります。

霜がつくとなぜダメなのか

食感が悪くなる

霜ができるということは、その分食品から水分が抜けてしまっているということです。
水分が抜けると食品は乾燥してパサパサした食感になってしまいます。

また、霜がたくさんついている部分は、解凍すると霜の水分で水っぽくなってしまうこともあります。

臭くなる

水分が冷凍庫内の匂いを吸って凍り霜になると、その霜がついた食品も臭くなってしまいます。

味が悪くなったり、変色したりする原因になる

霜がついているということは食品から水分が抜け、水分が抜けた部分に空気が入ってしまうので、食品が酸化する原因にもなります。

食品が酸化すると風味が落ちたり、色が変わったりしてしまいます。

つまり、食品に霜がついているということは、食感、臭い、味、見た目といろいろな面でおいしさが失われてしまっているということなんです。

ではその霜がつきにくくするにはどうしたらよいのでしょうか?

霜を防ぐ方法

霜を防ぐには、霜の原因となる食品の水分を蒸発させないようにすることが大切です。

食品の周りの空気を抜く

食品を冷凍するときは、ラップで包んだり保存袋や容器に入れたりしますよね?
その際、なるべくその中の空気を抜くようにしてください。

食品の周りの空気が少なくなれば、水分が蒸発する場所がなくなるので、霜の原因となる水分は蒸発しにくくなります。

そして食品の周りに水分を含んだ空気も入らないので、霜の原因をかなり防ぐことができます。

冷凍庫内の温度変化を減らす

冷凍している食品から霜のもととなる水分が蒸発する原因は温度変化です。

冷凍庫のドアを開けっぱなしにして物の出し入れをしていたりすると、庫内の温度が上がってしまい食品内の水分が蒸発しやすくなります。
水分が蒸発した状態でまた温度が下がれば、蒸発した水分が凍って霜になります。

このサイクルが続くと冷凍している食品からはどんどん水分が抜け、食品の周りにはどんどん霜が増えてしまいます。

ということで、冷凍庫を開ける時間はできるだけ短くし、開閉回数も極力減らすようにしましょう。

なるべく早く食べてしまう

つまり冷凍保存する期間を短くするということです。

冷凍している期間が長くなればなるほど、霜の原因にもなる温度変化にさらされやすくなるため、霜もつきやすくなります。

冷凍した食品に霜がつく前に食べきってしまえば、おいしく食べることができるというわけです。

まとめ

食品の冷凍の大敵である霜を防ぐには、以下の2つを実践すれば大丈夫です。

・ 冷凍する際に食品の周りの空気を抜く
・ 冷凍庫内の温度変化を極力減らす

ちょっとしたことに気をつければ、冷凍した食品は今までよりずっとおいしく食べられますよ。
ぜひ試して、冷凍した食品をムダなく活用してください。

失敗談:袋を空気で膨らませたら…

別の記事で書いていますが、私は食パンを袋ごと冷凍しています。

食パンを冷凍しはじめた頃、冷凍庫に入れて冷凍していた食パンが、他の冷凍食品になどに圧迫されてつぶれたまま凍っていたことがありました。

そのとき、ポテトチップスなどのスナック菓子が、中身がつぶれないように袋を膨ませた状態で売られていることを思い出しました。
そこで「ポテトチップスみたいに空気がたくさん入れておけば、他の冷凍食品などに圧迫されずフワッとした状態のままでおいしく冷凍できるのでは?」と考え、冷凍する食パンの袋の中に空気をたくさん入れて膨らませて冷凍してみました。

結果、凍った食パンにはビッシリ霜がついてしまっていました……。
袋の中にたっぷりと入れてしまった空気中の水分が、凍って食パンについてしまったんですね。

その後、霜のできる原因を知り、空気を抜いて冷凍するようにしたら、霜がほとんどつかなくなり、普通の食パンと変わらずおいしく食べられるようになりました。

後から調べて、私が空気だと思い込んでいたポテトチップスの袋を膨らませている気体は、空気ではなく窒素だと知りました。
窒素には酸化して味や臭いが変わるのを防ぐ効果があるんだそうです。

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